風子画のトリセツ

作品は作家の人生の軌跡であり、迷いや苦しみをキャンバスという・・・・・・といった気難しいことは横に置いておいて・・・

息抜きに空を見上げるように、ご覧ください。

肩肘張らない作品です。

凝ったココロをほぐす作品です。

「こんなことを言いたいのかな」と勝手に想像してみるもよし、「きれいだな」「やわらかいな」と純粋な印象にココロを傾けるもよし。


作品は問題用紙ではありませんので、感じなければならない「正解」はありません。

感じたことを、お上品なコトバに変換する必要もありません。

あなたの、そのときの気持ちで、きっと見え方もちがってきます。

ホッと一息、コーヒーカップに口を付けるように、絵に目を移してください。

そして、いつまでもあなたのそばに、そっと寄り添っていられたら、うれしく思います。

色彩と技法

作品には「ソフトパステル」と「ハードパステル」を使っています。

イメージとしては色えんぴつよりもやわらかく、クレヨンよりも油っぽくないものです。

ソフトパステルを削って粉状にし、粉を綿棒につけて、たたくようにして紙に色をのせていきます。

それを何度もくり返し重ねていき、下の色がのぞいて、さまざまな色合いとなります。

枝など細い所はハードパステルをとがらせるように削り、先で描いていきます。

作品スタイル

作品1つ1つに、描いた時のココロを、詩やコトバにして添えてあります。

絵と合わせてご覧下さい。

しかし、むりやり詩に合わせて絵を解釈する必要はありません。

詩は鑑賞の肘掛けとしてご利用ください。